「背景にあるもの」のことをバックグラウンドと言います。
私たちが暮らしているこの空間には、宇宙から飛んでくるもの、土壌から発生するものなど、自然界からのさまざまな放射線が飛び交っています。
食品などの放射能を測定したいときに、これらが混ざってしまうと正しい値が得らません。そこで、あらかじめ何も試料がないときのスペクトルを測定し、これをバックグラウンドとして、食品など測定した時に得られたスペクトルから減ずるという作業を行っています。
はかるーむでは、密度の高い試料のバックグラウンドとしては、同サイズの容器に精製水を満たして測定したものを、密度の低い試料のバックグラウンドとしては、同サイズの空容器を測定したものを使用しています。