静岡放射能汚染測定室 馬場利子さん講演会
去る6月5日(火)、町田市民文学館ことばらんどの大会議室において、静岡放射能汚染測定室の馬場利子さんの講演会を開催いたしました。この日は50名を超える参加者があり、小さなお子さん連れのお母さんも多く参加されました。前半は馬場さんのお話に耳を傾け、その後、お弁当を食べながら、和やかな交流会をいたしました。
前半の講演では、放射能だけでなく、化学物質なども含めた環境の汚染という大きな視点から、子どもたちをいかに守るかというお話をしてくださいました。また、放射能を避けることに翻弄されがちな母たちに、ていねいに暮らすことの大切さを、もう一度子育ての原点に戻って話していただきました。母親として、どういう暮らしを紡いでいくか?そして、困難にぶつかった時にどうやってそれを乗り越えていくか?まず、正面からぶつかること、仲間とつながること、得た知識を暮らしにつなげていくこと。そして、それらは科学的でなければならないことなど、丁寧に話してくださいました。
「観察を続ければ、知恵がわかる。暮らしは静かな観察と修正の積み重ね。」という馬場さんの一言にはきちんと測定し、そして、それを暮らしに生かしていくことが、この時代を生き抜いていくために大切なことだと教えられた気がします。最後に「子どもの話に耳を傾けよう」という詩を紹介いただきました。馬場さんの全ての活動の根源は子どもたちへの愛情なのだということが、よく伝わってきました。
後半の交流会では参加された方々がそれぞれの悩みを次々と馬場さんにぶつけて、笑いあり、涙ありのお答えをいただきました。同じような悩みを持つ参加者どうし、思いを共有し、時には涙も共有して、「明日から、また頑張ろう」と思えるような心温まる会となりました。
☆町田まちづくり市民会議会報『まちづくりの環』に掲載されました☆
「町田まちづくり市民会議」ホームページ
『まちづくりの環』2012年6月号(PDF)
☆『タウンニュース』に掲載されました☆
タウンニュース 6月14日号「危険を理解し子育てを」